十二日目 十三日目 フィレンツェ①

十二日目 ラヴェンナからフィレンツェまでは三時間半ほどかかる

そのため、午前中にはラヴェンナを出発。ラヴェンナの市バスカードが計算より一枚多く購入してしまっていて、このままではもったいなので駅でバスに乗ろうとしている観光客にあげようと思ってた。

ラヴェンナの市バスのチケットを買おうとすると、駅のBarかEdicolaでしかほぼ買えない。最終手段はバスの中で運転手に直接チケットを買い求める、というのがあるが、地域によって差が激しく、ラヴェンナでは運転手が買おうとする客を無視する、という案件を目撃していた

この日は日曜日。Edicolaは休み。しかもBarのチケットは昨日から売り切れ。

個人でうろうろしている人が少なく、たまたま駅のBarでバスチケットを買おうとするも売り切れで彷徨うアジア人親子(大学生くらいの息子とその母)を見つけたので英語で、私は今からフィレンツェに向かうけど、多く買いすぎてしまった。まだ使ってないし一枚しかないけどあげるよ、と話しかけた。

息子さんは微妙に英語ができるかんじ。でもいきなり、あげるよ、と言われてもそういう商法が多いのでそりゃ警戒するよね。

しかも、バスの切符のシステムも知らない様子で、これはもう使用済みでしょ、と疑ってくる。いやいや、バスの中で日付を刻印してから75分間有効で…と身振り手振りとつたない英語で伝えたが、疑念は晴れず、受け取ってもらえなかった…

なんか、もっとスマートな方法はなかったのだろうか…と反省しながら電車へ。

フィレンツェまでは乗り換えが三回。途中乗り換え6分の駅もあったがなんとか宿の最寄り駅へ到着。この日はもう夕方だったので、近くの広い公園に行き、スーパーを開拓して終わった。

ちなみに宿はドゥオーモまで徒歩30分ほどかかる郊外。外は落ち着いていて治安はいいのだが、ドミトリーの年齢層はカオス。私は男女混合の部屋を予約してしまったため、相部屋はおじさんとお爺ちゃん…

同じフロアは多国籍な高校生ほどの若い女の子の集団旅行者でわいわい。この女の子たちがまた元気すぎる。風呂場と洗面を占拠し、部屋のドアを開けてでかい声でしゃべる。中庭で深夜まできゃっきゃと叫ぶ゙から寝れねえ。

今までで2番目にハズレのドミトリー(1番はキャンピングビレッジジョリー)を引いてしまったぞ…8泊もするのに…

という感じだった

 

十三日目 

この日はフィレンツェのアッカデミアでスクオーラリベラヌードという単科コースに通っていた女性と会う約束をしていた。

約束の時間は18時だったので、それまで観光。

まずは、とりあえず散策しよう、ということでドゥオーモを目指して歩いて行った。

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なんだか景色がちらほら記憶にある感じがする!

ドゥオーモに着くと、ありえねえ列、ありえねえ人混み。ヴェネツィア以上の混雑ぶりに、めちゃくちゃやる気を無くしてしまった。

観光名所がどこでも行ける72時間有効のフィレンツェカードは81€…ほかの都市の値段とレベルが違う

とりあえず、周りからせめて行こう…と思い、まずは

サンタマリアノヴェッラ教会へ

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この教会は中庭や美術品展示が広く、ボリュームがあった。

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美しい色がたくさんあった。

その後、市内散策。ポンテヴェッキオ

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ミケランジェロ広場やなども歩いたりし、この日の観光はいったん引き揚げて、カフェで休憩してからアポイント場所へ

18時に無事合流し、近くのお店にアペリティーボしにいった。

とても穏やかで優しい女性で、テンペラをやっている方だった。この方も古典技法を学ぶためイタリアに来たそう。しかし、来てみたらイタリアの実情は違ったという。

古典技法を学びたい、といって来る留学生ほかにもいたらしい。けど、皆結局来てみたらアッカデミアには古典技法を教えれる先生はいなくて、私立の学費の高いカルチャースクールに行かないと習えない状況だ、と。

ただ、イタリアでも絵は描けるし、多くのフレスコがすぐ見れる環境は大きいということだった。

ブレラのアッカデミアには、古典技法に詳しい日本人の先生がいて、イタリア人がその先生に古典技法を習いに来るという謎の状態になっているらしい。

そんな状態だけど、こっちに来て自分でなんとかやりたいことに捻じ曲げるということも可能だし、根性があればやりたいことはできると思う。場所は考えた方がよいが留学することはおすすめしたい。

ただ、語学ができるかできないかはとても大きな壁です。私は語学ができないままだったので何度も心が折れました。

ということだった。だいぶリアルに話してくださったおかげで、大変参考になった。

しかもフィレンツェには貴重な画材や顔料を取り扱っている画材屋があるそうで、めちゃくちゃおすすめですよ!と教えてもらった。

いろんなことを考えた。この話を聞けたのはとても大きかった。本当にありがとうございました…

 

またお会いしましょう、と和やかにお別れし、その日は終了した。